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ホルモンの病気について

ホルモンの病気とは

 ホルモンは体の色々な臓器から分泌されています。甲状腺ホルモンも代表的なホルモンの一つですし、インスリンも膵臓から出るホルモンです。ホルモンはちょうどよい量が分泌されるように調節されていますが、この調節がうまくいかなくなって出過ぎてしまったり、出なくなったりするとホルモンの病気(内分泌疾患)が発症します。

 頭の中にある「下垂体」や腎臓の上にある「副腎」は、複数のホルモンが分泌される臓器です。これらの臓器にホルモンを勝手にどんどん作る腫瘍ができたり、逆に何らかの原因でホルモンが出なくなると内分泌疾患になります。

 ホルモンの病気の中で頻度が高いのは甲状腺疾患になりますが、それ以外で比較的多い病気として「原発性アルドステロン症」があります。アルドステロンは副腎から分泌されるホルモンですが、原発性アルドステロン症では副腎にできた腫瘍などが原因でアルドステロンが増えてしまいます。アルドステロンが増えすぎると血圧が上がって高血圧になりますが、それだけでなく脳や心臓、腎臓が障害されます。そのため原発性アルドステロン症の患者さんをただの高血圧として治療してしまった場合、脳出血や、不整脈、腎不全などの合併症が増加してしまいます。正しい診断、治療が必要な病気なのです。

 

当院では

 内分泌疾患の症状は様々です。バセドウ病のように動悸、発汗、体重減少のこともありますし、原発性アルドステロン症のように高血圧のこともあります。それ以外にも体のだるさ、顔貌や体型の変化、生理不順など様々な症状をきたすことがあります。何か症状がありホルモン検査を希望する場合、自分でインターネットなどを調べて内分泌疾患が疑われる場合など、いつでもご相談ください。

 必要に応じて採血検査、負荷試験(目的のホルモンに影響を与える薬を投与して、その反応を見る検査)を行い診断、治療を行います。

 

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